最新のED治療を知る!衝撃波?陰茎海綿体注射?プロステーシス?幹細胞治療?

目次
最新のED治療を見てみよう!
いつもED薬ストアをご閲覧頂きありがとうございます。
当サイトではED治療薬を推奨させて頂いてますが、今回はED治療薬が効かない方へ最新のED治療法へご案内したいと思います。
何故ED治療薬が効かないのかも、解説していきます。
バイアクアラ・レビトラ・シアリスが効かない!最新のED治療へ
ED治療薬の中でもバイアクアラ・レビトラ・シアリスはED薬の御三家も呼ばれ、日本中いや世界中で処方されている勃起不全改善薬です。
服用する事で全身の血流を改善、海綿体の固まっていた毛細血管にまで血行が及び、ペニスが膨張する仕組みですね。
しかし、ED治療薬が効かない!なんて方も中にはいらっしゃいます。
これはEDが心血管疾患の前兆とも言われていて、EDの方は心臓や血管の病気の発症リスクを含んでいるからなんです。
つまりED治療薬が効かない方は、重度の疾患を発症している可能性も考えられるのです。
もちろん、その他の要因としては
・食事を摂り過ぎた
・大量のアルコールを摂取していた
・心因性ED(トラウマや子作りストレス性)
なども挙げられます。
しかしながら、上記以外でED治療薬が効かないのは動脈硬化や糖尿病、高血圧症といった生活習慣病につき進んでいるのかもしれません。
あくまでリスクと考えて、検査も念頭に入れておきましょう。
ただそれでも、セックスはしたいものです。
パートナーもいて、ペニスもある。
自分も射精をしたいし、女性も喜ばしたい、そんな方にED治療薬以外の最新のED治療をご紹介したいと思います。
他にもED治療薬が服用出来ない以下の方も最新のED治療をおすすめしたいと思います。
・既に重度の糖尿病の方
・前立腺癌で勃起神経に障害のある方
・ニトログリセリン系硝酸剤を服用中の方
・六ヶ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を発症した方
・重い肝障害の患者の方
・不整脈や狭心症で治療中の方
陰茎海綿体注射(ICI療法)とは?!
まずこちらは、海綿体へ注射を打ちこむICI療法です。
ED治療薬しか知らない人は真新しいように感じますが、1980年代の初めから扱われているED治療です。
その期間にどのような薬剤を血管の海綿体へ注射したら良いのかを改良されながら続いてきました。
世界でも80ヶ国で認可されていて、日本性機能学会/日本泌尿器科学会のED診療ガイドライン[第3版]でもED治療薬の次に推奨されています。
現在扱われている薬剤は「プロスタグランジンE1(PGE1)」と呼ばれるもので、東邦大学の石井延久教授が開発した世界標準の薬剤です。
作用としては薬剤を海綿体に注射する事で、平滑筋が弛緩され血管を拡張します。海綿体にだけ血流が増加するので、体の他の部位への副作用はありません。
治療法は至ってシンプルです。
乾燥してある薬剤と生理食塩水を混ぜて注射器へ、その後ペニスをエタノールの消毒綿で消毒します。(薬剤は各クリニックによって多少違いがあるようです。)
後はペニス内部の海綿体へ注射するというもの。
痛みもほとんどなく10分ほどで硬く太くなっていきます。
30分もしたら勃起しているので射精が出来る状態です。
タイムリミットは90分から120分程度と言われているので、やや短い様にも感じますが。
病院を出てから120分やパートナーと食事や酒も飲めない!って思いますよね?
1回目の注射の時に、医師から自分で注射を出来るように指導があるようです。これならホテルへ行ってから、打ち込んでも充分セックスの時間があるので安心ですね。
注射の料金は1回につき5,000円~10,000円程度と各医院によって違いがあるようです。
世界でも安全に利用している事が多い陰茎海綿体注射(ICI療法)ですが、デメリットもあります。
持続勃起症です。
本来は120分程で収まるはずのペニスの勃起ですが、なんらかの原因で4時間以上持続すると痛みが生じてきます。
確率的には500人に1人の割合だそうです。
そのまま勃起が持続し続けると海綿体の組織が壊死する可能性があり非常に危険な状態になります。
症状が発症した方は、夜中に担当医師に連絡して応急処置の中和剤を注射して次の日には治まったようです。
このようなリスクも含んでいますので、医師から適切な使用法を教わり、少しでも心配な事がある場合はご自身が納得できるまで確認するようにしましょう。
体外・低出力衝撃波(ESWT)で根本的に治る?
このED治療法は、ペニスに特殊な波長の衝撃波を照射して血管の増殖因子を放出させ新しい毛細血管を増やす方法です。
元々は尿路結石を破砕する為に使われている衝撃波治療装置を使用し、ED治療では低レベルにまで出力を下げてペニスに使用します。
加齢に伴い減少していく毛細血管だが海綿体に衝撃波を当てる事で、血管の周りに存在する血管内皮細胞内の一酸化窒素合成酵素(eNOS)が産生されたり、血管内皮増殖因子(VEGF)が放出されたりする。
その他にも増殖性細胞核抗原(PCNA)の生成も起きるので、新しいの毛細血管が産生されペニスの血流も改善出来る仕組みなのですね。
衝撃を与えた時に、細胞内でミクロ単位の泡状のものが発生して消滅する作用が細胞を刺激して毛細血管を形成しているとも言われ、この事を【キャビテーション効果】とも言う。
学術的に言うとかなり難しい話だが、簡単に言いますと
患部の毛細血管に衝撃波を当てる事で、ペニス内部の海綿体が揺さぶられ細胞内外で微弱の損傷を受けます。その損傷を自己治療しようと細胞増殖因子が放出されて血管が新生される仕組みです。
(ペニスにプローブを当てている様子。実際はパンツは脱いだ状態です。)
衝撃波と聞くと随分と痛そうなイメージですが、治療は専用プローブ(衝撃波が出る部分)をペニスに押し当てて15分から20分で4,000発を照射するそうです。
痛みや腫れもなく、副作用もないと報告されています。
そして6回くらいの通院を行い徐々に治療をしていくそうです。
通院が終わると完治するそうですが、どうしても加齢で再び毛細血管が詰まり滞ってくると再治療もあるそうです。
その期間はおよそ1年と言われています。
高血圧や糖尿病、分け合ってED治療薬を服用出来ないなどの、ペニスの血管が詰まっている方向けに行える治療法ですね。
2017年頃から注目されている治療法で、根本的にEDを治療できると各クリニック店で治療装置を購入している医院が増えているんだとか。
装置は、ED1000やED-MAX、RENOVAなど複数あるようです。
問題はお値段でしょうかね。
だいたい平均して6回で35万円前後。
安くても20万円くらいは覚悟した方が良いでしょう。
さすが、根本的にEDを治す最新の治療は価格が高いです。
陰茎プロステーシス移植手術で絶対セックス!
こちらは陰茎プロステーシス移植手術と言われ、ペニスの海綿体に折り曲げが可能なシリコンの棒を埋め込むというものです。(別タイプもあり)
他の治療がうまくいかなかった人の最終手段と言われている。
器質性EDの方にも有効で、絶対的に勃起している状態にする事が可能なのでご高齢者の方に治療を受ける人が多いそうです。
器具は2種類用意されていいます。
・インフレータブル
・ノンインフレータブル
- インフレータブル
- 海綿体の内部に入れる2本のシリンダーと、腹部に水を入れて置くタンク、睾丸に入れてセットするボタン的なものの3点からなる。
睾丸のボタンを押すと、腹部の水が流れ出しペニスのシリンダーに注入。
海綿体から膨らみだし勃起するというもの。 - ノンインフレータブル
- こちらは先程お伝えした棒状のようなシリコン製の支柱を海綿体に1本か2本を入れて、勃起させたい時に伸ばし、使わない時は折り曲げておくものです。
インフレーは65万円程度で、ノンインフレーは120万前後。
自然さを求めるならインフレーの方だが、患者のほとんどはノンインフレーなんだとか。ノンインフレーは日帰り手術になるが、インフレーは2泊で全身麻酔と手術も必要との事です。
どちらも性機能を使えるようになるまでは、術後二ヶ月はかかるそうです。インフレーは5年以内に2割の確率で潰れる事もあるそうで、再度交換しなければならない。
後戻りが出来ない治療なので、おじいちゃんで勃たないがどうしてもセックスがしたい人向けかもしれません。
手術は東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター(泌尿器科)で行っているようですね。
最新の乳歯歯髄幹細胞培養上清液(SGF)で完治へ?
つい先日の2018年11月14日に「iPS細胞で脊髄損傷治療へ 慶大チーム 来年にも開始」というニュースが発表された。
一生、半身不随と言われるような脊髄の障害を治療出来るとなれば、画期的すぎるお話しです。(ただし今の所、損傷から4週間以内の治療に限るそうです。)
今注目の再生医療については、こちらのAGAヘア薬局の記事が参考になるかと思います。
この幹細胞を利用した治療において、EDにも治療法が発見されました。
乳歯歯髄幹細胞培養上清液(にゅうししずいかんさいぼうばいようじょうせいえき)と言われる治療法でSHED-CM療法とも言われています。
乳歯とは、そのまま幼児の歯です。
歯髄とは、歯の神経です。
幹細胞とは、体内の臓器や皮膚、血管などの組織を形成している細胞。
なくなった細胞を再び作り出す分化能や、まったく同じ細胞に分裂する自己複製能などを持ちます。
培養上清液とは、幹細胞を培養する研究の中で作られた培養液の上澄み液です。数百種類のサイトカインが豊富に含まれているのでタンパク質で損傷を受けた組織を回復したりできる細胞が増殖や分化を繰り返している液体です。
投与に用いる場合は、フィルタリングで滅菌処理を行っています。
つまり、乳歯の歯髄幹細胞を培養する際に抽出された上澄み液を使用してEDの血管を改善しましょうと言う事ですね。
乳歯の歯髄から抽出できる幹細胞は、人間の骨髄よりも細胞の増殖効果が非常に高いのです。
他にも培養条件を変える事によって、骨や脂肪、神経などの細胞を生成する多分化能も持っているのですね。
ちなみに、脂肪幹細胞を使用した再生医療ではAGA(男性型脱毛症)の頭皮に注入する事で発毛の効果が期待出来るようです。
SHED-CM療法は、培養上清液を海綿体へ注入する事で、下記のような効能が得られます。
- 血管の内皮細胞の再生
- 一酸化窒素合成酵素(eNOS)の分泌の正常化
- 全身の血管の内皮細胞も修復される為、生活習慣病にも効果
SGF治療は週一回で4週間に渡り行うので、4回1クールとなっています。注入の仕方ですが、1ccの液体をペニスの左右に注射する2回方式です。針が極細の為、痛みもほとんどなく終わるとの事です。
費用は1回の注射で54,000円程、やはり安くはないですね。
衝撃波治療と似ていますが、最新のED治療と考えたらSHED-CM療法の方が最先端です。今後も幹細胞治療は多く発展を遂げていくことでしょう。
皆様はどれか良い治療法は見つかりましたか?!
機会があったら、試しに挑戦してみるのも良いかも知れませんね。
完治したら、バイアクアラいらずですから。
といってもバイアクアラはペニスを勃起させるだけでなく、全身の血流改善や毛細血管を再活発化させる効果もあるので、私個人の見解としては定期的に服用しても損はないと思いますよ。
今日もご閲覧頂きありがとうございました。
2018年11月14日 高橋 優一